子供の口呼吸

「子供の口が常に開いていて注意してもダメなんです。」といった相談を受けることがあります。今日は、子供の口呼吸について少しお話したいと思います。

子供の口呼吸は、癖ということもゼロではありませんが基本的にはお鼻やお口に原因があることが多いです。鼻や咽頭に疾患があり鼻呼吸しにくい、出っ歯や顎の狭さによって舌の位置が下がり口が開いてしまうなどが考えれます。他には姿勢が良くない、口を閉じる力が弱いということもあります。この口を閉じる力が弱いことは赤ちゃんの時にしっかり乳首を加えて吸えていたか、離乳食期に唇を使う練習ができてたのかなどが影響しています。

口呼吸は、なぜいけないのか。これは、見た目の問題だけではありません。口呼吸により口腔内、喉が乾燥し唾液の抗菌機能が働かなくなります。虫歯、歯肉炎、風邪などにかかりやすくなります。

普段からぽかんと口を開けていたり、口を閉じさせ1分間くらい鼻呼吸させ苦しいと子供が言った場合は口呼吸を疑い、歯科あるいは耳鼻咽喉科を受診することを勧めます。

クレヨンしんちゃんのボーちゃん皆さんは、ご存知ですか?

ボーとしているキャラクターですが注目してもらいたいのは、口も開いていますが鼻水がいつも垂れています。これは、耳鼻咽喉科に連れて行かなければいけないのかなと私なら思ってしまいます。

歯が抜けても元に戻せる?

春になり学校も始まり子供たちも元気に遊び始める時期です。

「走っていて転んだ」「友達にぶつかった」など、子供たちは時に予期せぬケガをします。子供の歯は、歯を支えている骨が柔らかいために強い衝撃を受けると抜け落ちてしまうこともあります。

こんな時、どうしたら良いのかという対処法をまわりの大人が知っていることはとても重要です。その理由は、歯を元に戻すことができるかもしれないからです。

抜けた歯は、乾燥を防ぐことが一番重要です。歯牙保存液・生理食塩水・牛乳・本人の口の中に入れておくといった方法があります。歯牙保存液は、学校の保健室にある場合があります。確認してみると良いでしょう。

他の注意点としては、歯の根の部分には大事な細胞があるため、触らないようにすることです。

この2つを守りできる限り早く歯科医院を受診してください。

その際には迅速な対応ができるよう来院前に電話連絡をよろしくお願いします。

 

※抜けた歯は、折れたりしていなければ元の位置に戻し周囲の歯とつなぎ固定します。固定は、3 ~6週間行いその間レントゲン写真で経過を追います。固定が成功をしてもその後、ダメージを一度受けた歯は変色をしてしまうこともあります。その場合は、根の治療が必要になります。

 

 

TOOTH FAIRY★ 

西洋では、乳歯が抜けたときに、抜けた乳歯を枕元に置いて眠ると夜中に歯の妖精(TOOTH FAIRY)がこっそりその歯をもらいに来て、お礼にコインやプレゼントと交換してくれると言い伝えられています。

子どもたちはこのプレゼントを楽しみに眠るという、サンタクロースのような存在です。

これは、生えかわる永久歯が丈夫でありますようにという願いがこめられており、歯の大切さが昔から認識されていたことがわかります。

写真は抜けた乳歯を入れるボックスです。歯の妖精がこのボックスを開けて歯を持っていくなんて夢がいっぱいですね。

fullsizerender-14

【乳歯は、生後6カ月から幼児期にわたって合計20本生え、6歳ころから順次抜けて永久歯に生えかわります。】