8番目の歯

皆さんは、なぜ前から8番目の歯を「親知らず」というか聞いたことがありますか?

色々な説がありますが一番有名なのは、「20歳を過ぎてから生えてくるため、親が知らない間に生えてくる歯」が語源のようです。

それでは、他の国ではどうでしょうか?

例えば、

ヨーロッパ圏の英語「wisdom teeth」フランス語「dent de sagesse」スペイン語「muela de juicio」、ドイツ語「der weisheitszahn」、イタリア語「dente del giudizio」は、賢明、知恵という形容詞が付いています。それは、「知恵がついてから生えてくる歯」だからだそうです。

韓国語では、「사랑니」サランニと言います。愛の歯という意味だそうです。「恋とは何かわかり始めるころに生えてくる歯」と考えられているからです。

なんとなく国の特徴があらわれているようで、面白いなと思います。

親知らずは、語源が国によって違いますが生え方もこれまた人によって様々です。だからこそ、面倒な問題がおきます。

体調が悪いときに腫れるや歯磨きができない、抜きたくない、抜きたいなどお悩みがある方はご相談ください。

以前の記事 親知らず ➡ http://www.homma-dent.com/2018/09/03/%e8%a6%aa%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%81%9a/

ITI北海道支部会

ITIの北海道支部会が6月21日(日曜日)WEB上でZoomにて行われました。コロナの影響で、集まり情報交換のできない中でしたがこのように参加できるのは良いことだなと感じました。

今回は、特別講演として札幌医科大学医学部口腔外科学教授の宮崎先生による「口腔癌診療、口腔潜在的悪性疾患」がありました。早期発見がなによりも大切であるため、我々かかりつけ医は日々意識していなければなりません。この内容は、また記事にしたいと思っています。

ITIについて 

「International Team for oral Implantology」の略で口腔インプラント学のための国際チームのことです。治療は、スイス・ストローマン社インプラントシステムITIに従って行われます。スイス・ストローマン社インプラントシステムは1974年に開発され以後ほぼ半世紀に渡り生体工学、物理学、化学、外科、歯科など専門の研究員によって知識と技術を結集した世界最高品質のインプラントです。

インプラントの以前の記事

 1⃣ http://www.homma-dent.com/2017/05/10/%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%97%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%88%e9%95%b7%e6%8c%81%e3%81%a1%e3%81%95%e3%81%9b%e3%82%8b%e3%81%9f%e3%82%81%e3%81%ab/

 2⃣ http://www.homma-dent.com/2017/05/10/%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%97%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%88%e9%95%b7%e6%8c%81%e3%81%a1%e3%81%95%e3%81%9b%e3%82%8b%e3%81%9f%e3%82%81%e3%81%ab/

抜歯をするかは誰が決める?

これは、フランスの雑貨のお店で撮った一枚です。

皆さんは、この写真をみてどのように感じるでしょうか?

私はというと

歯科医師の立場で見たとき・・

難しい抜歯でやっと抜けたのか?下手な歯医者なのか?

患者の立場で見たとき・・

なぜ笑っている?なんだそのガッツポーズ?こっちまで抜かれそうだな

ひとつのオブジェで受け取る印象は様々です。また、歯科医師を描く際、抜歯は印象的な治療のひとつでしょう。虫歯が大きい、歯周病が進み膿がでる、歯が割れているなど抜歯の原因はいくつかあります。もちろん抜歯をすることが、一番の選択肢であれば伝えなければなりませんが抜歯をするかどうかを最終的に決めるのはご自身です。相談し、もう少し様子をみたいとおっしゃった方には本間歯科ではこんな話をしたりします。こちらをご覧ください。➡ 歯を残すということ

 

お口の中の病気

ノーベル医学生理学賞を今回受賞した京都大学の本庶佑先生は、がんの治療に貢献しました。すばらしいことですね。

今日は、口腔内でこわい病気の1つの口腔がんについてお話しようと思います。この口腔がんは、認知度が低いために進行に気が付かず放置されることがあります。

しかし、初期の段階で発見できれば後遺症も少なく、治癒率も高いです。

当院でも何人かいらっしゃいましたが総合病院に早期に紹介をし、今も元気で来院されています。早期発見がすべてです。

例えば、

2週間以上治らない口内炎がある

粘膜が赤くなっているところや白くなっているところがある

なかなか治らない腫れ、しこりがある

舌にしびれを感じる

物を飲み込みにくい

もし思い当たる項目がある方は、受診をお勧めします。

不安や疑問に思うことがありましたら、来院時にお尋ねください。