入れ歯の歴史と現在の入れ歯

歯を失った時に、、お世話になる入れ歯。入れ歯はいつからあったのか?

初代将軍の徳川家康も入れ歯を使っていたと歴史書に書かれています。果たしてどのような入れ歯だったのかというと、意外かもしれませんが木製でした。そして、それを作ったのは仏師(仏像を作る職人)だったそうです。当時の入れ歯は、硬さ、抗菌作用の面からツゲの木を利用していました。そして、前歯の部分には動物の骨や象牙、人間の抜けた歯などを組み込んでいました。

19世紀半ばにアメリカで弾性ゴムが開発され入れ歯の土台に使われるようになり、その後入れ歯主流であるアクリルやレジンが開発されるまで広く使われました。今は、たくさんの種類(材料)があります。

当院では症例や使用する材料によって札幌の技工所に依頼することもあります。

一人一人に合った最高、最良の入れ歯を提供できるよう日々丹念を積んでおります。

何か入れ歯のご相談があれば、お声かけ下さい。

入れ歯の種類 

■ 保険の入れ歯『樹脂床』

当院の信頼する技工士が作成し、調整するので問題はありません。

■ 自由診療(自費)診療のものは、材料や手間がかかるためより精密に仕上がります。

『金属床』チタン床・金床・コバルトクロム床などから選択します。

金属床は、薄く仕上げれるため違和感や話にくさを軽減します。熱伝導性も良く、ぴったりとした装着感があります。部分的な入れ歯も可。

『コンフォートデンチャー』

入れ歯の裏面に生体用シリコーンというクッションで覆います。この弾力のおかげで咬んだ時の歯茎への負担を軽減、また吸着力にも優れていると言われています。

『ブレードティースデンチャー』

この入れ歯は、人工歯に特徴があります。咬砕力を増すことで顎堤の圧を軽減し、この金属部に力が集中することで小さ力で効率よく食べ物を咬み切ることができます。上の入れ歯の歯に金属がつくため見た目ではわかりません。

『ノンクラスプデンチャー』

通常保険だと金属になってしまう留め金が透明なもので、さらに目立ちにくくなりました。

『イボカップデンチャー』

ヨーロッパのリヒテンシュタインで開発された大変精度の優れた義歯製作システムによってつくられた入れ歯です。見た目は、保険のと変わらないと思う方もいるようですが並べると審美性は高く精密なためつけ心地は全く違います。

他『テレスコープ義歯』『アタッチメント磁性義歯』なども治療可能です。

当院の治療手順

基本的に今お使いの入れ歯を修正し痛みを取り、それから希望の方には新しい義歯を作製します。

咬めない状態がないよう治療を進めます。