歯について考えるタイミング

19日に円山動物園の象のパールが出産しました。ニュースになっていたのでご存知の方もいるのではないでしょうか?

飼育員が柵越しに健康状態を管理して象と同じエリアに立ち入らない『準間接飼育』での出産だったそうです。このような方法での出産は全国で初めてだそうです。北海道が、全国初となるとなんだか嬉しい気持ちになります。

象といえば、大きな牙や長い鼻、大きな耳が特徴です。

象の『歯』。 皆さんは、イメージありますか?

 

知らなったので調べてみると象の歯は、なんと4本しか歯がありません。たった4本と思うかもしれませんがこの4本は硬い木やとげとげの植物、太い幹の木を食べることもあるので1本1本とても大きくてギザギザしています。そして、驚きなのは6回生えかわることです。食べるものが硬いものが多いので歯は次第にすり減ります。そのため、使えなくなれば生えかわりそれが一生のうち6回あるそうです。自然の神秘というか実に面白いと思います。

人間は、そうはいきません。乳歯の後は永久歯。それがラスト。そう簡単に生えかわるチャンスは与えられていません。しかし、歯の本数は圧倒的に多いです。

たとえ、歯を失ってしまってもその時点で気が付きそこから歯を残すよう努力すれば、チャンスは全体で28本あるので28回チャンスがあるといっていいのでしょうか。難しいところですが、要するにチャンスはあるということです。

つまり失ってしまったものは、仕方ないのでその部分は補い、これ以上失わないための方法を考えることができます。もちろん、歯をすべて失ってしまっても歯が大切だったんだなと思い、誰かに歯の大切さを伝えれば相手に1回チャンスを与えたようなものです。あとは失ったものを義歯なり、インプラントなりで補えば良いと思います。

歯を失った時に、落ち込むのではなく「歯について考えるタイミングが来たんだ」と本間歯科の門をたたいてもらえるといいなと思っています。いつでも歯に対する再出発ができるよう準備しているのでご相談下さい。