咬みやすいほうって❔何

「詰め物がとれた」「入れ歯がこわれた」などでくる患者さんに、

よく院長は「なに美味しいもの食べたの?」と聞きます。

この美味しいものという言葉は、なかなかつけない気もしますがこれは本間歯科の定番のようで昔から来ている患者さんは座るやいなや食べた物の話が始まり笑わせてくれることもあります。かかりつけ医というものはこういうものであり、院長とスタッフが50年かけて築きあげた医院は素敵だなと思います。

さて、話は『食べる』ということにスポットを当てていきますが歯科治療というものはその先に食べるという目標があります。それは、治療によりその機能を回復しバランス良く咬める環境を与えることで達成されます。

たまに「右の咬み癖があるんだよね」「左が咬みやすから左使っちゃうんだよね」という話を聞くことがありますが、そういう場合は大抵一方が咬んでいません。つまり、右に咬み癖がある人は左が咬んでいない、左が咬みやすい人は右が咬んでいません。

入れ歯だと咬めないからインプラントと考える人も世の中に多いのが現状ですが、歯科医師が言えることはこれもまた咬む環境がそこに整っていないということです。インプラントをするにしても、まず咬める環境を作ることから始めなければなりません。もちろん快適さに違いはあると思いますが、入れ歯だから咬めないというわけではありません。

バランス良く咬めるために何が足りていないのかを精査し、治療をすることは長期経過良好のキーでもあります。

暑い夏の次は、食欲の秋です。

患者さんが、思いっきり秋の味覚を楽しめるよう本間歯科は今日も診療中です。