8番目の歯

皆さんは、なぜ前から8番目の歯を「親知らず」というか聞いたことがありますか?

色々な説がありますが一番有名なのは、「20歳を過ぎてから生えてくるため、親が知らない間に生えてくる歯」が語源のようです。

それでは、他の国ではどうでしょうか?

例えば、

ヨーロッパ圏の英語「wisdom teeth」フランス語「dent de sagesse」スペイン語「muela de juicio」、ドイツ語「der weisheitszahn」、イタリア語「dente del giudizio」は、賢明、知恵という形容詞が付いています。それは、「知恵がついてから生えてくる歯」だからだそうです。

韓国語では、「사랑니」サランニと言います。愛の歯という意味だそうです。「恋とは何かわかり始めるころに生えてくる歯」と考えられているからです。

なんとなく国の特徴があらわれているようで、面白いなと思います。

親知らずは、語源が国によって違いますが生え方もこれまた人によって様々です。だからこそ、面倒な問題がおきます。

体調が悪いときに腫れるや歯磨きができない、抜きたくない、抜きたいなどお悩みがある方はご相談ください。

以前の記事 親知らず ➡ http://www.homma-dent.com/2018/09/03/%e8%a6%aa%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%81%9a/

唾液腺って

九州で活躍している先生の紹介でローカル番組ですが『お口のケアで健康長寿』というテーマの番組を見ました。そこで簡単に取り入れることのできる口腔乾燥対策を目的とした唾液腺マッサージがあったので今回は紹介したいと思います。

さて、まず唾液腺ですがそれがどこにあるのか?皆さんはご存知ですか?

唾液腺は大きく分け2種類大唾液腺、小唾液腺があります。絵の青いマークの部からもわかるように大きな唾液腺つまり大唾液腺は3つ。耳下腺(耳のあたり)顎下腺(顎の下、顎の張っている下あたり)舌下腺(舌の下)です。そして絵には記されてはいませんが小さな唾液腺、小唾液腺と呼ばれるものは口唇線、頬腺、口蓋腺などいくつかあります。その大半、唾液の95%は大唾液腺が分泌しています。

また唾液には、 様々な働きがあります。

・自浄作用(歯や歯間に付着したプラーク歯垢を洗い流す)

・抗菌作用(抗菌作用を持つ成分が口の中の細菌の増殖を抑える)

・pH緩衝作用(飲食により酸性に傾いた口腔内のpHを中和させ虫歯を防ぐ)

・消化作用(酵素アミラーゼがデンプンを分解し消化しやすくする)

・粘膜保護・潤滑作用(粘性のあるムチンが粘膜を保護し、発声をスムーズにする)

・溶解作用・凝集作用(味を感じさせ、噛み砕いたり飲み込んだりしやすい塊にする)

・粘膜修復作用(上皮成長因子と神経成長因子が傷を治す)

上記のような大切な役割をする唾液。しかし唾液の分泌量は、一般的に加齢やストレス、ホルモンバランス、薬の副作用で低下すると言われています。

唾液の分泌が減りお口の中が粘ついたり、ヒリヒリとした痛みを感じたり水分量の少ないものを飲み込みにくいなどなってきたと感じた時どうしたらいいか。家できる一番簡単な方法を次回お話しようと思います。

セカンドオピニオン

セカンドオピニオンのため当院にお越しになる方がいます。「今まで通っている医院で納得がいかない診断をされた」、「治療方法は他にないのか」様々な思いや不安を抱え、お越しになることと思います。

歯科は、一つの病気に対する治療法が複数あることもあります。ときにはコレ!という答えがない時もありますし、患者さんの口腔清掃状況や生活によって変わることも多いです。

例えば、小さな虫歯があるとします。定期的に通われてる方や基本口腔清掃ができている方は様子をみましょうということがあります。それは、乳歯とは違い大人の虫歯は急激に虫歯が進むことがなく虫歯菌の餌となるようなものを口腔内にとどめないよう努力してもらえば様子を見ていけるからです。しかし、口腔内清掃をなかなか上手くできない方は早めに治療してあげなければどんどん進行してしまいます。その場合は、治療をするべきです。
あるいは、歯の神経。「虫歯が歯の神経にかなり近いです。神経をとった方が良いです。」という先生もいるかもしれないですし、「虫歯を取り、その後しみるのが続くようであれば神経をとりましょう。」と言う先生もいるかもしれません。どちらが正解かは、難しいです。「いずれしみてきた時にまた通うくらいなら取った方がこの患者さんのため」と思う時もあれば、「神経の治療で神経を取ると今後年月を重ねたときに何かの拍子に歯が割れることもあるのでなるべく神経を残してあげたい。」と考えることもあります。

患者さんの年齢、生活環境、口腔内の情報などを考え、その人にとって何が一番ベストかを常に考えるのがかかりつけ医の大切な役割と考えています。
セカンドオピニオンで受診される方は初めてお越しになる方ばかりなため、その場で診察し口腔内、レントゲンなどの情報から一般的な診断など淡々とお話しすることになります。患者さんそれぞれの背景に対する理解という点ではかかりつけ医の先生と比べてどうしても不足してしまいます。
かかりつけ医を探すことは、歯科に限らず難しいと思います。自分に合ったところで、診てもらい続けることが一番です。
当院には、開業当初から来院されている方が多数いらっしゃいます。そのことに感謝しつつ本間歯科では、一人一人に合った治療をこれからも提案したいと考えます。

 

紫陽花の色

梅雨入りが遅れているようですが、紫陽花はきれいに咲いています。紫陽花と一言にいっても色々な色があります。青や紫、ピンクなど。これがどのように決まっているかというと土壌のpHによって決まるそうです。たとえば、青い紫陽花ならばその土壌は酸性、中性からアルカリ性の土で育てると赤系の色になります。pHを考えると自分で好きな色に変えることもできるということです。おもしろいですね。

歯もpHに左右されています。私たちの口腔内のpHは通常中性に保たれています。ところが食事をすると急激に酸性に傾いてしまいます。しかし、唾液の緩衝作用により30分くらいで中性へと戻ります。酸性は、歯には天敵です。口腔内が酸性になってしまうと歯の表面からカルシウムやリンが溶け出してしまうためです。そしてそれは、虫歯を作りやすい環境です。

この原理を理解すると食生活で気をつけること、間食がなぜいけないのか、歯ブラシをするタイミングなどが見えてきます。食べたいものや飲みたいものを我慢するのではなく、なるべく原理を理解して上手に食事を楽しんでもらいたいと考えています。

 

 

抜歯をするかは誰が決める?

これは、フランスの雑貨のお店で撮った一枚です。

皆さんは、この写真をみてどのように感じるでしょうか?

私はというと

歯科医師の立場で見たとき・・

難しい抜歯でやっと抜けたのか?下手な歯医者なのか?

患者の立場で見たとき・・

なぜ笑っている?なんだそのガッツポーズ?こっちまで抜かれそうだな

ひとつのオブジェで受け取る印象は様々です。また、歯科医師を描く際、抜歯は印象的な治療のひとつでしょう。虫歯が大きい、歯周病が進み膿がでる、歯が割れているなど抜歯の原因はいくつかあります。もちろん抜歯をすることが、一番の選択肢であれば伝えなければなりませんが抜歯をするかどうかを最終的に決めるのはご自身です。相談し、もう少し様子をみたいとおっしゃった方には本間歯科ではこんな話をしたりします。こちらをご覧ください。➡ 歯を残すということ

 

フィルムカメラ

最近、フィルムカメラを本格的に始めました。0.1秒、コントラストのほんのちょっとの調整で仕上がりに差が出ます。

『ほんのちょっとが全然違う』

これは、口の中でもありうることです。私たちは、日々のかみ合わせの調整は何ミクロンの単位で診療をしています。

例えば、銀歯、差し歯。

ほんのちょっと高い特に低いは自身で感じにくい感覚です。そのまま使い続けると、歯あるいは歯周組織または顎関節、どこかでこのかみ合わせを調整しようと働き出します。そして、後に代償を負います。一か所だけ歯が揺れる、しみる、歯がかけた、顎が痛い。このような症状がある方は、一度歯科医院の受診を勧めます。

ほんのちょっとが全然違うことを意識し日々生活すること、そして美しものを見ることは何歳になっても歯科医師には大切だと考えます。

 

歯とカルシウム

『妊娠中は、赤ちゃんにカルシウムを取られるから虫歯になりやすい?』こんな質問を先日受けたのでこのことについてお話したいと思います。

妊娠中は、赤ちゃんにカルシウムを取られるから虫歯になりやすい、歯がボロボロになるという話は昔から言われています。聞いたことがある方も何人かいらっちゃるのではないかと思います。

しかし、本当のところは間違っています。一度作られたカルシウムやその他の成分が歯から溶け出ていくことはありません。つわりの影響で歯磨きがおろそかになってしまったり、食で好むものが変化することで虫歯が急に悪化することはあるようです。このことで、赤ちゃんにカルシウムが取られるからではないかという説が生まれたと考えられます。

しかし、妊娠中は赤ちゃんの骨はもちろん、歯の芽というべきものが作られる時期なので、妊娠中もバランスの良い食事をこころがけなければなりません。食べたカルシウムは胎盤を経由し赤ちゃんへ届けられるため、良質なタンパク質やカルシウムを十分取らなければなりません。

これは余談ですが、『牛乳をたくさん飲むとカルシウムの摂取につながり、骨粗鬆症の予防に有効である』と世界中の多くの研究者、医師により報告されています。国内では、牛乳や乳製品の摂取量を増やすと小児期には骨量増加に役立ち、中高年の女性には骨量減少を抑えるという結果が2002年度の厚生労働省科学研究などで発表されています。

北海道には、自然がいっぱい。そして、美味しい牛乳もいっぱいあります。良質なカルシウムを取り、健康を一緒に維持しましょう。

本間榮一歯科診療室のプリントに書いてある【歯じょうぶ 胃じょうぶ 大じょうぶ】まさにコレです。

 

虹別近郊

 

親知らず

今日、親知らずが痛いと70歳を超えた患者さんが来院されました。70歳をすぎても悩まされる親知らず。

そもそも親知らずとは、何かについてお話したいと思います。

親知らずとは、3つある大臼歯の一番奥の歯のことで智歯とも言います。20歳を過ぎてから生えてくるため、親が知らない間に生えてくる歯、というのが語源のようです。

親知らずは、何かとトラブルが頻発しやすい歯です。例えば、歯茎が腫れる、膿む、虫歯になる、歯並びが悪くなることがあげられます。生えてくる方向や虫歯の程度によっては抜歯を選択する場合もあります。

しかし、抜きたくないという希望があればどのようにその親知らずと付き合っていかなければならないかアドバイスがあります。

親知らずでお困りの方は、一度ご相談下さい。