桜の開花予定

『さくらさくら』教科書にも載っている伝統的な日本の歌曲。

この曲は、幕末、江戸で子供用の琴の手ほどき曲として作られたものだそうです。私も祖母からお琴を教わりましたが、この曲が最初だったと記憶しています。

さて、今年の桜の開花予想が発表されましたが、皆さんはご覧になりましたか?

釧路は、例年通りゴールデンウィーク明けです。まだまだな気もしてしまいますが、春が待ち遠しいですね。

お家で介護をされている方へ

新型コロナウイルス感染症が流行り出し、私たちの生活は以前と変わりました。入院しているまたは施設にいる身内や知人に会うことが難しくなったこともその1つではないでしょうか。なかなか会えないこともあるため、なんとかお家でという希望で家族で介護をしている家庭もここ3年で増えてきていると聞きます。

先日、往診を行っている内科の先生と話す機会がありました。難しい場合を除いて口腔内清掃などはなるべく家族にしてもらっていると聞きました。最初に先生に聞いていても人の口の中を触ることに不安であったり、やり方が合っているのかなと不安や疑問もあるのではないかなと感じました。そのようなことを踏まえ、本間歯科では地域医療の一環として介護者の行う口腔内清掃の方法や疑問にお答えしたいと思います。

17日(金曜)から24日(金曜)の1週間、特別相談枠を作り予約を受けたいと思います。本間歯科に来院したことがない方でも構いません。

お家で介護をされている方は、口腔内の写真を持参(携帯電話での写真も可)、また撮ることが困難な場合は歯がどこに何本残っているのか、入れ歯はどのようなものを使用しているかなどメモを取り来院していただきたいと思います。その方が良い道具などのアドバイスができるからです。お薬手帳も唾液の状態を把握するヒントになりますのでご持参下さい。

 

国際女性デー

寒い冬が終わり春を告げる2月から3月に花を咲かせる「ミモザ」は「幸せの花」とされています。そして、ミモザは、3月8日の『国際女性デー』のシンボルともされています。

『国際女性デー』とは、世界中の女性の権利を守り、女性の活躍を支援するために世界中で祝われている記念日です。1977年に国連は毎年3月8日を公式に国際女性デーと制定しました。

3月8日は、1917年ロシアの二月革命で女性が選挙権を得たという出来事が由来だそうです。女性の選挙権がアメリカでは約100年前の1920年、日本はアメリカに遅れること25年、第二次世界大戦の終戦の年である1945年に初めて認められました。

女性たちの平等権獲得への運動を称えるとともに、女性に対する差別の撤廃を目的とした呼びかけが世界中で行われています。

イタリアでは、この日にミモザの花を女性に送るのが習慣のようです。日本でも、徐々に国際女性デーが認知され、お花屋さんではたくさんのミモザのお花が並んでいます。お花屋さんに立ち寄った際は、チェックしてみて下さい。

ひな祭り

3月3日は、ひな祭りです。

以前、新聞で人形職人が興味深いことを話していました。

この時期になると、ごくまれにお客さんから「お雛様から歯がはえてきた」という問い合わせがあるそうです。

生えてくることは無いにしても、そもそも雛人形には歯がはえているのか。

説明によると、お雛様には大抵の場合は歯がつくられているそうです。一見して歯がはえていないように見えるお雛様が多いのは『お歯黒』を施しているからとのこと。

お歯黒を施していることが多いようですが、職人が問い合わせがあったのを機に色々調べてみると地域差があるようでお歯黒をしているお雛様お歯黒をしていないお雛様」「口をつむったお雛様が存在しているそうです。
みなさんのお持ちのお雛様は、どうでしょうか?

さて、話は『お歯黒』から『お歯白』へ。

現在は、白い歯が美しいという時代です。お歯白といってもやはり時代の流れがあります。以前までは、真っ白になるまでホワイトニングを希望される方が多かったように感じます。

しかし、最近セミナーなどを通して感じるのは流行の色が真っ白から自然色に移行してきているということです。自然の色より少し白くが正しい言い方かもしれません。

つまり、プロがしっかり把握し、どのあたりまで白くするのが自然かを判断する必要があります。

また最近は昔とは違い、年配の方のホワイトニングが全国的にも増えてきています。

その背景には、ご自身の歯が残っている方が増えていることが挙げられます。年齢が進むにつれ、歯が黄色くなってしまう現象は誰しも起こり得ることです。

ご自身の歯を白くする場合、入れ歯や被せ物とは手段が全く違います。

種類や方法などいくつかあるので、ホワイトニングをお考えの方は一度ご相談ください。

ニャーニャーニャーの日

2月22日は、ニャーニャーニャーの日ということで今日はネコの歯について少しお話したいと思います。

ネコというと犬と違い丸いコロンとした顔がチャーミングですが、これは歯の数にもかかわっています。ネコは歯が30本、犬は42本とネコは犬より12本少なく、歯の生える顎の骨の長さ(アーチ)も当然に短いのです。そのため犬とは違う顔立ちになります。

そして、ネコは驚くことに虫歯にならないそうです。

理由の1つ目は歯の形です。多くの歯が薄くとがっているので、人間のような臼型の歯に比べて食べかすなどがたまりにくいです。

2つ目はお口の中がややアルカリ性なことです。虫歯菌は、酸性の環境を好みます。アルカリ性である口腔内では虫歯菌が増殖できないため虫歯になりにくいです。

3つ目は、食性です。どういうことかというと、人間の唾液には、炭水化物に含まれるでんぷん質を糖に分解する酵素が含まれていますが炭水化物の摂取が少ないネコの唾液にはこの酵素が含まれていません。だから、虫歯菌の大好きな糖が口腔内で生成されないのです。

ここまでいくと『ネコの歯って最強では!』説が浮上しそうですが、歯周病にはどうやらなりやすいようで成獣の8割が罹患しています。そのため歯磨きおやつ、歯磨きおもちゃなどを利用しケアをする必要があるとのことです。

私たち人間はどうかというと、虫歯・歯周病の両方を注意して生活しなければなりません。

私たちは、道具の選択ができます。たとえば、歯ブラシ。高ければ良いということでもありません。個人個人の歯の状態、歯茎の状態、残存歯の状態により使う歯ブラシは変わります。また、年齢が進むにつれての力の入り方が変われば歯ブラシのグリップの握りやすさが大切になることもあります。形や大きさ、毛の硬さの違うもの、電動ブラシなどを当院では用意しています。その他、歯磨き粉、洗口液なども何種類か用意してあります。患者さんそれぞれに合ったものを提供できるよう時々良さそうなものがあれば私たちがまず試し、アップデートしています。虫歯・歯周病は、定期的な歯科医院によるケアも大切ですが日々のお家でのケアが何より大切だと本間歯科では考えます。日々のケアで相談がある方は、ご連絡下さい。

以前の記事 ➡ 2月22日は何の日?

花粉症 アレルギーとは

北海道では、白樺花粉、関東では杉花粉と花粉に悩まされるシーズンになりました。
花粉症と言えば花粉に対するアレルギー反応によるものということは皆さまご存知かもしれません。
今回はアレルギーについてお話ししようと思いますが、それにはまず「免疫」というものについてお話しする必要があります。
簡単に言えば、体を細菌やウイルスなどの外敵から守る自衛隊のようなものが免疫ということになります。

その仕組みはものすごく難しいものですが、1つの分類として自然免疫、獲得免疫に分けられます。

例えば宇宙人が釧路に侵攻してきたとしましょうか。釧路に住んでいる方々が、まず警察に通報し、その後自衛隊が派遣されるでしょう。自衛隊は宇宙人の弱点が分からない中、精一杯攻撃してなんとか宇宙人を撃退します。これが自然免疫です。

次に、もう一度宇宙人が釧路に侵攻してきた場合、自衛隊は前回の戦いの経験を生かして、宇宙人に効果的な武器を使って宇宙人を先ほどよりスムーズに撃退します。これが獲得免疫です。

そして、アレルギーはこの獲得免疫が例えば花粉やソバなどに対して過剰に反応してしまうことで引き起こされる病気です。

花粉症の人は花粉に対し自衛隊が攻撃をしかけているのです。花粉が侵入してくる鼻が主戦場となるため、鼻水が出たり鼻づまりが起きてしまいます。

以前、「花粉を運んでるミツバチが花粉症だったら大変だろうな」と思ったことがあります。「花粉症なのに全身花粉まみれにして頑張ってるミツバチがいたとしたら・・・気の毒で仕方ない」と思って調べてみたところ、昆虫には獲得免疫が存在しないそうです。つまり昆虫には花粉症はありません。

さて、花粉症の治療ですが、体の自衛隊を抑えてあげる薬を使うか、マスクなどで花粉の侵入を防いであげることが主なものになります。自衛隊を抑える薬は副作用として、眠気や喉が渇いたりすることがあります。眠気の副作用のため、薬の種類によっては車の運転を控えていただくこともあります。日常生活で車の運転が欠かせない人はお医者さんにご相談ください

St. Valentine’s Day

皆さんは、ジョニー・デップ主演の 【チャーリーとチョコレート工場】 という映画を見たことがありますか?

 

今日は、バレンタインデーも近いということでこの映画のお話をしようかと思います。

ジョニー・デップが演じるウィリー・ウォンカ氏。彼の子供時代は厳格な歯科医である父親に厳しくしつけられていました。甘いお菓子を食べるなどもってのほか。せっかくもらったハロウィンのお菓子も暖炉に投げ込まれてしまっていました。

ウォンカは、お菓子を全否定する父親に反発して家出をし、お菓子工場を作ります。

 

物語の後半で、家出をしたウォンカはチャーリー(貧しいが家族思いの優しい少年)の手助けで父親と和解するチャンスを得ます。

患者のふりをして歯科医院へ。父親は、診察台で口の中を見て初めて息子だと気付き、虫歯一つないことに驚きます。そして二人は久しぶりの再会を喜びました。

劇中ではっきりと描かれていませんが、厳格な歯科医の父親の影響で、歯に対する知識が身に付き、歯に対する意識が高く、お菓子工場で甘いものに囲まれて生活をしていても虫歯にならなかったのだと思います。

 

歯医者さんもチョコレートは、大好きですし、食べます。正しい知識できちんと予防さえしていれば、甘いものを食べたからといって虫歯になるわけではありません。

当院では、正しい知識をお伝えし、生涯ご自身の歯でおいしい食事をとっていけるよう全力でサポートして参ります。