学校健診

春が近づき学生の皆さんは新学期が始まります。

本間歯科は、学校医をしているので今年も4月25日、27日に釧路湖陵高校へ健診に参ります。

時間帯によっては、ご迷惑をおかけするかもしれませんがよろしくお願い致します。

『学校健診』は、小学校から高等学校までの12年間は学校保健法で歯科健診が義務づけられており少なくとも1年に1回は実地されています。

大人になると、職場によっては歯の健診があるかもしれませんが、多くはないのではないでしょうか。欧米では、歯周病を「silent disease」=「静かなる病気」と呼んでいます。これは、患者さん自身が進行や再発を自覚することが困難であるということです。また、虫歯も痛みが出てからでは治療が困難になってしまうことがあります。

この機会に一度『歯の検診』を受けてみてはどうでしょうか?

 

花粉症

今年もまた花粉症の季節となってきました。
花粉症と言えば花粉に対するアレルギー反応によるものということは皆さまご存知かもしれません。
今回はアレルギーについてお話ししようと思いますが、それにはまず「免疫」というものについてお話しする必要があります。
簡単に言えば、体を細菌やウイルスなどの外敵から守る自衛隊のようなものが免疫ということになります。

その仕組みはものすごく難しいものですが、1つの分類として自然免疫、獲得免疫に分けられます。

例えば宇宙人が釧路に侵攻してきたとしましょうか。釧路に住んでいる方々が、まず警察に通報し、その後自衛隊が派遣されるでしょう。自衛隊は宇宙人の弱点が分からない中、精一杯攻撃してなんとか宇宙人を撃退します。これが自然免疫です。

次に、もう一度宇宙人が釧路に侵攻してきた場合、自衛隊は前回の戦いの経験を生かして、宇宙人に効果的な武器を使って宇宙人を先ほどよりスムーズに撃退します。これが獲得免疫です。

そして、アレルギーはこの獲得免疫が例えば花粉やソバなどに対して過剰に反応してしまうことで引き起こされる病気です。

花粉症の人は花粉に対し自衛隊が攻撃をしかけているのです。花粉が侵入してくる鼻が主戦場となるため、鼻水が出たり鼻づまりが起きてしまいます。

以前、「花粉を運んでるミツバチが花粉症だったら大変だろうな」と思ったことがあります。「花粉症なのに全身花粉まみれにして頑張ってるミツバチがいたとしたら・・・気の毒で仕方ない」と思って調べてみたところ、昆虫には獲得免疫が存在しないそうです。つまり昆虫には花粉症はありません。

さて、花粉症の治療ですが、体の自衛隊を抑えてあげる薬を使うか、マスクなどで花粉の侵入を防いであげることが主なものになります。自衛隊を抑える薬は副作用として、眠気や喉が渇いたりすることがあります。眠気の副作用のため、薬の種類によっては車の運転を控えていただくこともあります。日常生活で車の運転が欠かせない人はお医者さんにご相談ください

遠方から来院の方へ

最近の釧路は、不安定なお天気が続いております。

 

当院には遠方からの方も多く、片道2時間以上かけていらっしゃる患者さんもいます。

道が悪く通院が大変なこの時期。

初めてお越しの方も、遠方からの場合は予約の際お伝えください。

通える時間帯、回数などなるべく考慮し治療をすすめていきます。

お餅を詰まらせないために

年末年始になりお餅を食べる機会が多くなると思います。

と同時に、この時期にはお餅を詰まらせてしまった方のニュースを良く観ます。

「お餅を食べなければ・・・」、「食べさせなければ良かった・・・」そんな声も聞かれてきますが、日本のお正月でお餅を食べないというのも、ちょっと寂しい気もします。

また、釧路には美味しいお餅屋があるのでお正月に限らず食べることが多いと思います。

美味しいお餅を安全に食べるために、今回は注意すべきポイントを挙げたいと思います。

時間があるとき今一度確認をして頂ければ幸いです。

 

【喉に詰まらせないために注意すべきこと】

⓵ ゆっくり噛んで唾液とよく混ぜる

⓶ 喉をお茶やお水などで湿らせておく

➡年齢が進むと唾液が出にくくなるため喉にお餅がつきやすい。

⓷ 食べやすい大きさに切る

➡小さくできるのであればその方が良い。年齢が進むと飲み込む能力が低下。せき込む反射が弱い。

⓸ 食べながらおしゃべりをしない

➡声を出しているときは気道があいているので何か拍子でお餅が気道をふさいでしまう危険性がある。食べることに集中して飲み込んでからおしゃべりをするようにする。

⓹ 姿勢に注意する

➡背中を丸めると、顎が上がってしまうため食べ物が気道に入りやすく飲み込みにくい。足をぶらぶらさせると首の部分が不安定になり首の筋肉がうまく動かず飲み込みにくい。

年末年始のお知らせ

【年末年始のお休み】

2016年12月30日(金曜)~2017年1月3日(火曜)

※年末は、12月29日(木曜)まで診療しております。

年始は、1月4日(水曜)から通常診療を行います。

 

【救急対応】

dent4

年末年始は、釧路歯科医師会館で当番歯科医師が対応しております。

釧路歯科医師会館

http://www.kushirodental.com/pg11.html

 

 

インフルエンザ

今日の釧路の天気は、雪ですね。車の運転、足元には十分ご注意下さい。

今年もインフルエンザが流行する季節になってきました。

と、同時に普通の風邪も流行する季節です。

さて、インフルエンザと普通の風邪の違いを御存知でしょうか。

結論から申し上げると、原因となるウイルスの違いです。

インフルエンザは名前の通り、インフルエンザウイルスによるものです。

一方、普通の風邪を引き起こすウイルスにはライノウイルス、コロナウイルス、RSウイルス、アデノウイルス、コクサッキーウイルス、エコーウイルスなどがあります。

インフルエンザを含め、それらのウイルスによって引き起こされる、熱が出たり、喉が痛くなったり、咳が出たり、鼻水が出たりする病気のことを風邪症候群と言います。

 

病気になった場合、薬に頼ることになりますが、実はウイルスに対する薬はそれほど多くありません。

ウイルスはものすごく小さい生き物で、人間の細胞の中に巧みに忍び込みますが、そのあまりの小ささに直接薬でやっつけることはできません。

そこで、細胞に忍び込んだウイルスがそれ以上悪さをしないように薬で抑えつつ、体がウイルスをやっつけるのを待つことになります。

先ほど挙げた風邪症候群を起こすウイルスの中で、薬の効くウイルスはインフルエンザウイルスのみです。逆に言えばインフルエンザウイルスは「風邪症候群を引き起こすウイルスの中で薬の効く珍しいウイルス」とも言えます。

 

ただし、ウイルスを直接やっつけることはできないため、インフルエンザに対する薬(タミフルとかリレンザとかイナビルとか今は色々ありますね)を使ったら、翌日には元気!というわけにはいきません。

インフルエンザの薬は治るまでの期間をせいぜい2日短くするだけです。普通は治るまで7日かかるところが5、6日になるという印象ですね。

 

治す主役はあくまで自分の体です。万が一インフルエンザになってしまった場合にも、薬を過信することなく、しっかりと体を休めることに専念しましょう。