短期集中治療

梅雨が始まり、それが終わると各地で暑い夏がやってきます。

最近は、暑い夏を逃れ避暑のため、毎年夏の釧路に長期滞在する方が増えていると聞きます。平均最高気温20.6℃は、魅力ですよね。

釧路での長期滞在の情報のホームページを見つけたので載せておきます。  http://cool946.com

歯科でも、その長期滞在の時期にと治療に来る方がいます。短期集中治療としてまとめて予約を取り、治療をすすめます。

メインテナンスを年に1度の夏の釧路旅行に重ねるのも良い案だなと思いました。

ご希望の方は、予約の際に伝えていただけたらと思います。

 

本間榮一歯科診療室

・たんちょう釧路空港(リムジンバス)45分 → 釧路駅から徒歩8分

・たんちょう釧路空港から車で30分

防菌スプレー Etak Oral Care24

今日は、当院に置いてある入れ歯用防菌スプレーについてお話したいと思います。

以前、入れ歯の磨き方をお話しました。入れ歯は、水で流しながらブラシで入れ歯についた食片を取らなければなりません。その後、入れ歯洗浄剤、入れ歯用歯磨き粉で洗浄するのが一般的です。

今回紹介する防菌スプレーは、ブラシをかけた後にスプレーするのみです。スプレーに含まれる持続性防菌成分により24時間義歯の細菌繁殖を防ぎ1日気持ちよく義歯を使用できます。

普段使うのももちろんですが、時々患者さんから孫や友達との旅行で義歯を外すのが恥ずかしいと聞くことがあります。洗浄剤と違い、つけておく時間がいらないのでその悩みを改善できるかもしれません。

また、介護の現場でも活躍するのではないかと私は思っています。介護の現場は、人手不足です。入れ歯を洗ってあげたいと思っていてもなかなか手が回らないとよく聞きます。このスプレーは、時間の短縮が可能で、防菌作用の継続が長いため良いのではないかと思います。

口が外部から入ってくるものと体が最初に出会う場所です。清潔に保つことが大切です。

良いものを患者さんに紹介することも私たちの役目だと考えています。気になる方は、ご相談下さい。

春の訪れ

暖かくなり、春の訪れを感じる今日この頃です。

3月4月は、美容室の予約がなかなかとれない・・・皆さんは感じたことがありませんか?3月4月は、卒業式、入学式、入社式などイベントがたくさんあります。そのため、予約が取れにくくなっているようです。

歯科医院はどうかというと、4月ごろから本格的に治療を始めたいと来院される方が多いように思います。特に釧路は冬より、暖かい春の方が外出しやすいことも影響していそうです。

これからのことを考え、本格的に治療を進めたいといった希望の患者さんも多くいらっしゃいます。当院では患者さんが治療に対するご希望やご意見をお話しやすいようにカウンセリングルームを用意しております。お話頂いた内容から患者さんにとってベストの治療を提示させていただきます。遠方からお越しの方の治療回数などの相談にも応じています。

まだまだ働ける歯には、もっと活躍してもらいたい。失った部分は、私たちが補います。

食事だけではなく、言葉、歌にも影響する歯を一緒に守っていきましょう。

 

歯磨きタブレット

皆さんは、歯磨きタブレットをご存知でしょうか?

日本ではあまり馴染みのないものなので聞いたことがない方も多いかもしれません。

イギリスに本店を構える自然派化粧品ブランドLUSHで販売されています。保存料が含まれていないことが魅力のひとつです。私がこれを知ったのはイギリスで友人に紹介されたのがきっかけでした。

そもそも、歯磨きタブレットと言われても想像がつかないかもしれません。簡単にいうと、固形の歯磨き粉です。ラムネのような形をしており、持ち運びに便利です。チューブ型の歯磨き粉は、使い切ることが難しいですがこれはその心配もありません。

使い心地はひとそれぞれなので、一度試していただくのが良いと思います。少しですが本間歯科にも置いておりますので、興味のある方はご相談ください。

妊娠期における歯科治療

日増しに秋の深まりを感じる季節になってきました。これからの季節は冷え込みが厳しくなるので体調管理を注意しましょう。

さて今回は、妊娠期における歯科治療についてお話しようと思います。

女性のライフステージにおいて新たな命を宿すという妊娠は重要なイベントです。その小さな命を育むため女性の体内では女性ホルモンが増加してきます。この女性ホルモンの増加は歯肉の腫脹、易出血性など口腔内へ影響を及ぼします。このホルモンの影響で歯周病は急速に進行してしまいます。さらに少量頻回の食事、つわりに伴う嘔吐やすっぱいものを好むようになることで口腔内が酸性に傾き、また唾液の分泌量は減り、ねばねばするため自浄作用がなくなり口腔環境は悪化傾向になると言われています。このことから平成24年4月に改訂された『母子健康手帳』にも「虫歯や歯周病などの病気は妊娠中に悪くなりやすいものです。歯周病は早産などの原因になることがあるので注意し、歯科医師に相談しましょう。歯科医師にかかるときは妊娠中であることを話してください。」と明記されました。

実際に妊娠中は、どの時期まで治療できるのか?妊娠しているがレントゲンや麻酔は大丈夫なのか?このあたりが疑問になってくるのではないでしょうか?

妊娠初期(妊娠0週~15週)は、胎児の重要な器官が形成される時期であり、流産の危険性もあるため可能であれば応急的な処置で対応することになります。妊娠中期(妊娠16~27週)は胎盤が完成して胎児も安定する時期であり外科処置を含む一般的な歯科治療ができます。産婦人科医の許可を得たうえで抜歯も可能です。妊娠後期(妊娠28週~39週)では診療姿勢などの配慮が必要になってきます。妊娠前に口腔内環境を整えることをお勧めしますが、妊娠中期には治療ができるようになるので不安な方は相談していただけたらと思います。

次に、レントゲンや麻酔についてです。歯科のレントゲンは被ばく量が少ないため、また口腔と胎児との間に距離があることから胎児への影響は無視できるレベル言われています。

一般的な歯科治療の際に必要とする局所麻酔は、意外かもしれませんが妊娠全週にわたりほぼ問題なく使用可能です。疼痛を我慢することの方が母体・胎児に悪影響をおよぼすと言われています。

 

妊娠は、正常な生理的現象ですが、ホルモンバランスの変化により妊娠特有の症状が体にでることがあります。当院では医科との連携をとることで妊娠中も患者さんに安心して診療を受けていただけるよう努めています。

今週から女性の先生もいますので、この機会に受診していただいたら良いのではないかと思います。

歯と転倒リスク

先日、東京でICOI国際インプラント学会に参加してきました。

当院では、2016年まででインプラント321例の実績があり、現在も行っております。失った歯を補う治療の選択肢として今も人気が高いように感じます。 そして、インプラントは進化し続け初期よりも骨に安定しやすい加工がなされ性能が良くなってきています。

今回の学会では、インプラントについてはもちろんですが『歯を失う』ことにより転倒リスクが2.5倍になることについても話がありました。歯を失ったままにしていると下顎が不安定になり、体のバランスが低下し転倒しやすくなることが原因です。これは、厚労省の研究班の調査からわかりました。

「2.5倍転びやすくなったところでどうなの?」と思う方もいるかもしれません。しかし、これは非常に重要な話です。 骨は加齢により年々弱くなります。骨が弱くなった方が転倒すると骨折する可能性が上がります。 高齢者が転倒した場合、よく折れる骨に両脚の付け根の大腿骨というものがあります。欧米の研究ではこの部分の骨折をした方は骨折直後の3カ月間での死亡率が通常の方の5倍から8倍になり、この高い死亡率は最長10年間続くという結果があります。

骨折自体が命に関わってくることはそれほど多くありません。しかし、脚の付け根を骨折するわけですから、しばらく寝たきりの状態となってしまいます。その間に体力が落ちてしまい肺炎を起こしてしまったりすることで死亡率が上がるのです。

歯を失いそのままにしている方もいるかもしれません。インプラントに限らず、歯を失った部位には入れ歯やブリッジといった選択肢があります。歯を失いお困りの方は1度ご相談いただけたらと思います。また、残念ながら自分の歯の勝るものはありません。歯をこれ以上失わないようにどうしていくべきかもあわせてお話していきたいと思います。

 

6月4日(旧虫歯予防デー)

【6月4日 虫歯予防デー】は、1928年から1938年まで日本歯科医師会で実地していた記念日でした。翌年から現在までは、6月4日から10日を歯の衛生週間とし歯の衛生問題に取り組んでいます。

その一環として、釧路でも歯科医師会で毎年実地されているイベントがあります。イベント情報を載せたいと思います。

 

【歯の健康フェア2017】

6月4日(日曜日) 10時から

場所:釧路フィッシャーマンズワーフMOO


内容

・歯の健診、相談

・歯磨き指導

・フッ素塗布(中学生以下対象)

・歯科ドック(唾液検査・口臭測定・咬合測定)

・フッ化物洗口体験コーナー体験

・プラーク検査

・エプロンシアター・パネルシアター

・技工士会体験コーナー

・図面・ポスター展示MOO2階

インプラントを長持ちさせるために

先日、知人から『インプラントが入っている場合、メインテナンスはどれくらいの頻度で通うべきか?転勤になってしまった場合はどうしたら良いのか?』と質問をされました。

当院でよくお話しするのは、インプラントが入っているから特別ということはなく、口腔内次第ということです。

簡単にいうと、歯周病があったり、汚れていたりと口腔内がの環境が不良であればインプラントも痛むというイメージです。そのため、歯ブラシを上手に当てることができない方や体調管理が難しくなった方は医師と相談の上メインテナンスの時期を決めたほうが良いと思います。

当院では、歯磨きを指導したうえでインプラントを行いますので通常であれば定期検診同様で半年、1年に1度のメインテナンスを勧めています。しかし、歯ブラシに不安が残る方やご高齢になり免疫力が低下した方などは早めのメインテナンスを勧めることもあります。患者さん1人1人にあった歯科診療を提案し続けたいと思っています。

また、当院では転勤の際には転勤先の歯科医院への紹介も行っています。ご不明な点があれば遠慮なくご相談ください。

学校健診

春が近づき学生の皆さんは新学期が始まります。

本間歯科は、学校医をしているので今年も4月25日、27日に釧路湖陵高校へ健診に参ります。

時間帯によっては、ご迷惑をおかけするかもしれませんがよろしくお願い致します。

『学校健診』は、小学校から高等学校までの12年間は学校保健法で歯科健診が義務づけられており少なくとも1年に1回は実地されています。

大人になると、職場によっては歯の健診があるかもしれませんが、多くはないのではないでしょうか。欧米では、歯周病を「silent disease」=「静かなる病気」と呼んでいます。これは、患者さん自身が進行や再発を自覚することが困難であるということです。また、虫歯も痛みが出てからでは治療が困難になってしまうことがあります。

この機会に一度『歯の検診』を受けてみてはどうでしょうか?