2023年 

2023年が始まりました。本年も、よろしくお願い致します。

今年の診療は1月5日(木曜)からになります。5日の日は、午前午後ともに診療しております。

 

 

お餅の注意事項

年末年始になりお餅を食べる機会が多くなると思います。

美味しいお餅を安全に食べるために、今回は注意すべきポイントを挙げたいと思います。時間があるとき今一度確認をして頂ければ幸いです。

【喉に詰まらせないために注意すべきこと】

⓵ ゆっくり噛んで唾液とよく混ぜる

⓶ 喉をお茶やお水などで湿らせておく

(年齢が進むと唾液が出にくくなるため喉にお餅がつきやすい。)

⓷ 食べやすい大きさに切る

(小さくできるのであればその方が良い。年齢が進むと飲み込む能力が低下。せき込む反射が弱い。)

⓸ 食べながらおしゃべりをしない

(声を出しているときは気道があいているので何か拍子でお餅が気道をふさいでしまう危険性がある。食べることに集中して飲み込んでからおしゃべりをするようにする。)

⓹ 姿勢に注意する

(背中を丸めると、顎が上がってしまうため食べ物が気道に入りやすく飲み込みにくい。足をぶらぶらさせると首の部分が不安定になり首の筋肉がうまく動かず飲み込みにくい。)

 

Christmas

もうすぐクリスマスですね。アメリカには、クリスマスと歯にちなんだ歌があります。 曲名は「All I Want for Christmas is My Two Front Teeth」 (クリスマスに欲しいものは、2本の前歯)

この子には、もうすぐサンタクロースが新しい歯をプレゼントしてくれることでしょう。サンタが来てくれない大人の方は、ぜひ当院へ。

年を重ねるとは

Y!ニュースに興味深い内容が載っていました。24日放送のテレビ朝日系『ニンチド調査ショー2時間SP』私は、見逃してしまいましたが皆さんは、ご覧になりましたか?

この番組では、10代と80代の男女の世代ギャップをピックアップしていたそうです。その中で、それぞれの世代に「なりたい顔」を聞いたところ10代女性では1位から順に見てみると人気女優の名が挙がったそうです。一方、80代はオードリー・ヘップバーンなど国内に限らす海外の女優さんも挙がっていたそうです。そして、注目したいのは1位です。堂々の1位は、女優さんではなく『自分の顔』でした。そして、これは男性の結果も同じだったそうです。素敵なことだと思います。見た目だけではない、人生の深みも顔にでてくることで愛でたくなるのではないでしょうか?

以前読んだイギリスの歯科医師の先生の本にこんな言葉が書いてありました。

 個人の主体性を尊重することと優雅に年を取るにまかせること

私たち歯科医師が年齢を重ねていく患者さんとどう向き合っていくかを述べている書籍です。

このことを念頭に置き、本間歯科では1人1人の診療にあたっています。歯は、患者さんの見た目に関わる部分でもありますが、話す、食べるなど患者さんの生活に直接関わる部分でもあります。

患者さんが優雅に年を重ねるサポートができたらと思います。

古き良きもの

みなさんは、今何歳でしょうか?

いきなりで失礼致しました。

今日は、活版印刷についてお話しようと思います。

活版印刷 ➡ ハンコのように文字や記号を彫り込んだ部品を『活字』といい、その活字を組み合わせて版を作り、そこにインクをつけて印刷する手法。

19世紀(1800年から1900年)には日本にも導入され、印刷はこの手法でなされていました。

この活版印刷。

ある世代の方は、当たり前のように目にしていたもの。そしてある世代はほとんど出会ったことのないもの。あるいは、出会ってもなんとなく通り過ぎていっているのではないのでしょうか?なぜなら、20世紀後半になると、コピー機(複写機)、写真植字などが浸透しこちらが主流となったからです。

さて、活版印刷と今現在の印刷の違いは何でしょうか?

活版印刷は、活字を紙に押し付けることによる凹凸や、インクの溜まりやかすれだけでなくさらには選ぶ紙によっても独特の風合いがあります。触った際の凹凸のほっこりする温かみ。それは、人が手をかけたものだからでしょうか?

歯科でも、今はコンピューターで口腔内のデーターを撮り、機械で削りだし歯の形を形成し、それをセットするという方法もあります。技工士の手をわずらわせないため、日数も早く安価に仕上がります。それが悪いわけでもなく使いわけなのかなと思います。たとえば、見た目の上で大切な前歯や弱っている歯あるいは咬み合わせで機能的にも重要な部分には手をかけてあげる。そんな時は、技工士と綿密に打ち合わせをして作りたいと私たちは思います。

新しい時代を上手く取り入れ、その中で見えてくる昔からある大切なものを私たちは見逃してはならないと感じます。

話は戻りますが、先日、活版印刷の名刺をお願いし作っていただきました。活字を一つ一つ組み合わせるため時間がかかり、それが小さいときはピンセットを使用し手間暇をかけて作られた名刺。

古き良きものを見ること、字の間隔、また行間のバランス一つにしても勉強になると思いました。歯科医師は、常に美しいものを見て感覚を養わなければならないと考えます。

以前の記事 ➡ かおノート・黄金比

矯正、顎関節症

今週11月16日~11月22日『矯正』、『顎関節症』無料相談を実地致します。

歯周病検査、レントゲンや模型などは金額はかかりますがたとえば、矯正をしてみたいなと思っているけど矯正はどんなものなのか知りたい。実際に付ける器具を見たい。ずっと悩んでいるけど矯正をしたほうが良いのか。

顎が痛い、咬みにくい、口が開けにくいなど症状があある。顎関節症と以前言われたことがあるけど実際はどんな治療をするのか聞きたい。

ご希望の方は、お電話で矯正相談あるいは顎関節症相談と言っていただけたらと思います。

なお、その他

来年から、あるいは雪のシーズンが終わってから治療を本格的にスタートしたいという方も受け付けておりますのでご相談ください。

模型や写真、資料等を使い説明

 

いい歯の日

今日から11月です。11月8日は【いい歯の日】です。これが、世の中で浸透しているかはさておき『いい歯』ってどんな歯?ということについて考えてみました。

みなさんは、『いい歯』と言われどんな歯を想像するでしょうか?

白い歯、虫歯のない歯、咬める歯、見た目の良い歯、丈夫な歯など人それぞれ想像した歯は違うのではないでしょうか?

ひとりひとり想像が違う分だけそれぞれの治療のゴールは異なってくるかと思います。だからこそ、希望を聞きそれを治療に反映しなければならないと日々考えています。

当院にはカウンセリングルームを設けており、必要な時にはこの部屋を使用します。

歯科治療について

10月の世界的大イベントといえば、今年も3日から10日に発表のあったノーベル賞です。

日本で初めてノーベル賞を受賞した湯川秀樹氏。彼は、1949年原子核を構成する陽子と中性子は、中間子と呼ばれる粒子をやりとりすることによって生まれる素粒子物理学の基礎となる理論を提唱した博士です。

彼は、物理学で有名ですが趣味は読書。幼少期から家中に様々なジャンルの書物があり、その大部分は大人が読むような難しい書物ばかりだったそうです。しかし、そのような環境だったためか条件反射のように本を読んでいたそうです。そんな彼は、1963年に『本の中の世界』という本を出しています。この本の中で、博士は歯科の世界でも感じる感覚をこのように書いています。

【自然は曲線を創り、人間は直線を作る】

自然界にはなぜ曲線ばかりが現れるか。その理由は簡単である。特別の理由なくして、偶然に直線が実現される確率は、その他の一般の曲線が実現される確率に比して無限に小さいからである。しからば人間は何故に直線を選ぶか。それが最も簡単な規則に従うという意味において取り扱いに最も便利だからである。

歯科においてこれを感じる場面は、いくつかあります。

例えば、

➀スマイルライン

(口角をあげて笑ったときに見える、上の前歯の先端を結んだ線の事)

下唇のラインに沿って緩やかな曲線を描いているのが美しいとされています。

②前歯の形(写真ピンク)

曲線の強さに差があります。

③前歯の色を捉える為のマメロン(写真みどり)

発育葉と呼ばれる内部構造。前歯の差し歯やプラスチックでの修復の際の透明部分、そうでない部分の目安であり光の反射やコントラストなどもこれを参考に決めます。

私たちは、いかに自然に見えるかを考え修復します。それは、左右対称過ぎても問題があり、違和感がないように設計するのに試行錯誤をします。大きな鏡で全身像を見てもらい確認を取ることも、横顔を合わせ鏡で確認してもらうこともあります。

たとえ、患者さんがOKを出しても、私たちはもっと自然にと思い、再度技工士と相談することもあります。それほど、自然に出来上がったものを人工的に修復することは難しいです。そして、ほんのちょっとと思うような修正で見え方が全然違います。しかし、こだわった分、綺麗にセットできた時は本当に嬉しいものです。

前歯や入れ歯など、自然に見せたいと誰もが思う部位を自然に見えるようこだわって作っておりますので、そんな本間歯科にお付き合いください。