浴衣の歴史

今週末8月6日(土曜)8月7日(日曜)は、『くしろ港まつり』です。

さて、お祭りと言えば浴衣です。

浴衣の歴史は、平安時代の貴族が蒸し風呂に入る際に蒸気でやけどをしないように着たことから始まります。麻素材で汗をかいても吸収し、風通しの良いことから湯上りにも着られる着衣となり、就寝時にも良いのではないかと寝間着として用いられるようになりました。布は麻から木綿を使われることが多くなり、その後江戸時代の中期に入り今の着方に近いちょっとした外出着にも着られるようになりました。江戸時代に流行った要因としては、盆踊り、花見などのイベントが盛んになったことと天保の改革が関わっているそうです。天保の改革で町人は絹を着てはならないという掟が出されたといいます。そのため、木綿の浴衣が並々発達したと記されていました。浴衣が夏の普段着として定着したのは明治時代に入ってからです。

浴衣には、日本の夏を過ごす工夫が凝らされています。通気性などは上記にも述べましたが、例えば浴衣の定番カラーとして定着した『藍色』。藍色の浴衣は、藍色に染める為に使われている天然の藍の香りを虫が嫌うため虫除けなどの実用的な理由からも重宝されていたと考えられています。

日本の良き伝統の浴衣。ぜひ、この機会に、楽しんでみてはどうでしょうか。

桜開花予想

3月に入りました。3月と言えば桜。

桜は、日本の国花だと思っている人が多いのではないでしょうか?実は、正式に法律では決まっていません。世界で1か国だけ国の花としている国があります。それは、どこかというと今大変なことになっているウクライナです。ウクライナは、スミミザクラが国花だそうです。

日本で国花のように愛されている桜ですが、1950年ころは3月の終わりか4月の頭に咲いていましたが今はどうなったかというと3月の第2週か第3週ということで2、3週間早くなってしまいました。

世の中の古くからある行事は、だいたい4月の初めに桜が咲くということが前提で作られており代表は入学式でしょう。今は、タイミングが難しくなっています。地球温暖化がこんなところにも影響しています。

釧路の開花予定も平年より早くなるそうです。今年は、5月10日と発表されました。

釧路で咲く桜は、エゾヤマザクラ、その派生品種のクシロヤエ、チシマザクラ、ミヤマザクラ、シウリザクラ、エゾノウワミズザクラなどです。

下記の事を調べていて、驚きました。釧路に桜がこんなにもたくさんあり、見どころが身近にあることに。桜の開花が楽しみです。

鶴ケ岱公園 本数約230本 (クシロヤエ、チシマザクラ、エゾヤマザクラ)

春採公園 本数約800本 (ウワミズザクラ、エゾヤマザクラ、クシロヤエ、ミヤマザクラ、シウリザクラ)

茅野公園 本数約400本 (エゾヤマザクラ)

柳町公園 本数約1500本 (クシロヤエ、チシマザクラ、エゾヤマザクラ)

赤いベレー 本数約100本 (クシロヤエ、エゾヤマザクラ)

音別町憩いの森 本数約280本 (エゾヤマザクラ、クシロヤエ、チシマザクラ)

 

梅雨のシーズン到来

梅雨がないはずの北海道ですが、『蝦夷梅雨』という言葉をここ何年かで聞くようになりました。

『蝦夷梅雨』とは、ちょうど今頃の梅雨時にオホーツク海の高気圧の淵を回って流れ込む冷たく湿った空気の影響で低い雨雲が発生し、北海道の太平洋側やオホーツク海側で雨を降らせることをいうそうです。

そんな梅雨の時期を楽しませてくれる花といえば紫陽花です。

紫陽花と一言にいっても色々な色があります。青や紫、ピンクなど。

これがどのように決まっているかというと土壌のpHによって決まるそうです。たとえば、青い紫陽花ならばその土壌は酸性、中性からアルカリ性の土で育てると赤系の色になります。pHを考えると自分で好きな色に変えることもできるということです。おもしろいですね。

歯もpHに左右されています。私たちの口腔内のpHは通常中性に保たれています。ところが食事をすると急激に酸性に傾いてしまいます。しかし、唾液の緩衝作用により30分くらいで中性へと戻ります。酸性は、歯には天敵です。口腔内が酸性になってしまうと歯の表面からカルシウムやリンが溶け出してしまうためです。そしてそれは、虫歯を作りやすい環境です。

この原理を理解すると食生活で気をつけること、間食がなぜいけないのか、歯ブラシをするタイミングなどが見えてきます。食べたいものや飲みたいものを我慢するのではなく、なるべく原理を理解して上手に食事を楽しんでもらいたいと考えています。

2月のNHK釧路放送

地元をテーマにした集中アンコール放送をNHK釧路が放送するようです。

道東の冬をテーマにした珠玉の番組を週末楽しんでみてはいかがでしょうか。

【 放送日程 】 

2月13日(土曜)

中井精也のてつたび「JR北海道 釧網本線」午前11:11~

鉄路紀行「北海道 JR釧網線」午前11:41~

2月14日(日曜)

スーパープレミアム スペシャルドラマ「遥かなる山の呼び声」午後1:05~

さわやか自然百景「北海道 ユルリ・モユルリ島」午後2:35~

2月20日(土曜)

探検バクモン「北海に眠る黒ダイヤ」午前11:11~

さわやか自然百景「早春 北海道 風蓮湖」午前11:37~

2月27日(土曜)

ニッポン印象派「湖が避ける冬」午前11:15~

8Kタイムラプス紀行 北海道 釧路「厳寒 阿寒湖」午前11:45~

釧路NHK放送局 ➡ https://www.nhk.or.jp/kushiro/

北海道『釧路市』

「市区町村『観光意欲度ランキング』が今年も発表されました。

このランキングは、47都道府県と国内1000の市区町村を対象に、認知度や魅力度、イメージなど全84項目からなる「地域ブランド調査2020」によるもので、今年で実施は15回目になるそうです。

「市区町村『観光意欲度』ランキング」は、「今後、各自治体に観光や旅行に行きたいと思いますか?」という問いに対して、「ぜひ行ってみたい」を100点、「機会があれば行ってみたい」を50点、「どちらもいえない」「あまり行きたいとは思わない」を0点として、加重平均した数値を算出したものです。全国の消費者3万1734人から有効回答を得た調査で期間は、2020年6月24日~7月20日だそうです。

⇩ 詳しいページ

https://diamond.jp/articles/-/260687?page=2

北海道の札幌市や函館市は、1位をキープしておりますが注目は『釧路市』です。前年度の42位から27位にアップしています。

釧路の魅力が全国に広がり嬉しいかぎりです。

当院のホームページでも釧路の魅力を発信し、来年はさらに上を目指していきたいです。

年末年始のお知らせ

12月29日(火曜)から1月3日(日曜)までお正月休みとなります。

※年末は、12月28日(月曜)まで診療しております。年始は、1月4日(月曜)から通常診療を行います。

【救急対応】

年末年始は、釧路歯科医師会館で当番歯科医師が対応しています。
釧路歯科医師会館

http://www.kushirodental.com/2holiday/holiday.html

のどかな光景

道東には、こんなのどかで美しい光景があります。

『道草を食う』の語源はここから来ています。「馬に乗って移動しようと思ったが馬が道端の草ばかり食べてなかなか進まないこと」というのが由来のようです。

目的へまっすぐ向かうのではなく道中で別の事に時間を費やす時に私たちは、時としてこのように表現します。英語圏では『hang around』と表現しぶらぶらすることや、ごろごろするという意味合いで使うそうです。

道草を食うということは、現代ではなかなか難しいように思います。道に草がないわけではなく道端の草を食う暇がないのではないでしょうか。たまには、ゆっくり道草を食っていつもと違う景色をみるのもいいのではないかなと思います。

秋の北海道「網走」

網走の能取湖のサンゴ草がピークを迎えました。能取湖のサンゴ草群落は、日本一の規模と言われています。

サンゴ草は「アッケシソウ」とも呼ばれ塩分を含んだ湿地に生える一年草です。葉がなく茎が枝分かれしていることが特徴です。その枝分かれがサンゴのように見えることからサンゴ草と言われるようになったそうです。

9月下旬から10月上旬にかけ茎が赤く紅葉し湖を飾ります。

日本では、近年環境の変化により絶滅危惧種とされ天然記念物として登録されています。サンゴ草の紅葉は、森林地帯より先に紅葉します。北海道の紅葉の幕開けです。