『お歯黒』という言葉を聞いたことがあるかと思います。
平家物語で有名な一の谷の合戦(1184年)で、熊谷直美が打ち取った平家の公達・平敦盛もお歯黒をしていたと言われています。このように、お歯黒は平安時代にもっぱら上流階級の男性に流行していたようです。お歯黒は、江戸時代になると女性に流行しお歯黒道具は嫁入り道具の1つとなりました。この風習は、昭和初期には衰退していったそうです。
現在は、『お歯白』の時代ですね。
ただし、お歯白といってもやはり時代の流れがあります。以前までは、真っ白になるまでホワイトニングを希望される方が多かったです。
しかし、最近セミナーなどを通して感じるのは流行の色が真っ白から自然色に移行してきているということです。自然の色より少し白くが正しい言い方かもしれません。
つまり、プロがしっかり把握しどのあたりまで白くするのが自然かを判断する必要があります。
また最近は昔とは違い、年配の方のホワイトニングが全国的にも増えてきています。
その背景には、ご自身の歯が残っている方が増えていることが挙げられます。年齢が進むにつれ、歯が黄色くなってしまう現象は誰しも起こり得ることです。
ご自身の歯を白くする場合、入れ歯や被せ物とは手段が全く違います。
種類や方法などいくつかあるので、ホワイトニングをお考えの方は一度ご相談ください。