かおノート・黄金比

クリスマスも終わり、年の瀬ですね。北海道の大雪は毎日ニュースになり、見ない日はありません。事故には十分お気を付けください。

この間、本屋の売れ筋ランキングで『かおノート』という本を見ました。これは、昔からある『福笑い』のように顔の輪郭のみ描いてあるところに目や鼻、口、眉毛などのパーツのシールを貼るといった遊びの本です。バランスよくシールを貼り、誰の目からも整った顔立ちと思われるのは、大人でも難しいのではないでしょうか?

さて、人の顔には「誰の目から見ても美しい」とされる「黄金比」というものがあります。
古代ギリシャから使用され視覚的に最も安定し、美しいとされている比率です。数学的にも解明されており、約5:8の比率のことですが、古代エジプトのピラミッドやギリシャのパルテノン神殿、ミロのヴィーナス、モナリザの絵画にも使用されています。顔のバランスが黄金比に近い人は「整った顔立ち」であり、「美人である」と言われることが多いのです。

奇麗だ!かっこいい!と思う人の顔や、この人は本当にうまいな~と感じる美容師さんは黄金比を参考に髪を切っていたりもするとも言われています。

歯科医師もまた黄金比を参考に治療することがあります。

ただし、実際の治療においては黄金比はあくまで参考でしかありません。患者さんの顔は一人一人異なっており、それぞれの個性を考慮しなければならないからです。黄金比を基本としながら、それぞれの個性に合わせた治療を行って初めて美しい仕上がりになります。

美しいものを見ることは、何歳になっても歯科医師には大切だと考えます。日々、美の感覚を養っていくことが必要です。

『機能だけではなく審美も回復する治療』

それを本間歯科では、心がけています。