スイカのお話

8月9日(水曜)今日からスターバックスで【GABURIスイカフラペチーノ】が登場します。今までは、地方限定だったそうですが今回は全国のスターバックス店舗(一部店舗を除く)で販売されるそうです。一部店舗に釧路が入ってないことを願うばかりです。

さて、今日はスイカのお話。

スイカの原産地は、南アフリカです。野生のスイカは、硬い皮を持つ薄緑色の果物だったそうです。そのスイカを品種改良したのか3000年くらい前のエジプトでした。スイカの種は3000から4000年以上前のツタンカーメンの墓や他の王の墓などで発見されています。また、その墓の壁画にも描かれているそうです。

そもそもなぜエジプトは、スイカを栽培しようと考えたのでしょう。

その答えは、watermelonという名称にあります。スイカの90パーセントは、水分です。そして日陰の涼しい場所に置いておくと数週間から数カ月保存がきくためです。エジプト人は、保存のきく水分としてスイカを栽培するようになったのだろうと考えられています。墓にあったスイカもエジプトの王たちが没した後の長旅の道中で水分が必要だろうと備えたと言われています。

それを今は、夏のデザートとして食べているとはなんと贅沢なのでしょうか。

スイカには、水分、ミネラル、ビタミンが豊富です。真夏40度を超えるエジプトではスイカとチーズの組み合わせが人気だそうです。熱中症対策に取り入れ、暑い夏を乗り切りましょう。

脱水症

釧路も最近は、蒸し暑い日もあります。釧路の人は、暑さに慣れていないと思います。毎年載せていますが、この時期に今一度、確認していただけたらと思います。

【脱水症】

生物の体の水分が足りなくなることを脱水と言いますが、そもそも人間の体にはどれくらいの水分が必要なのでしょうか?

健康な成人の場合、体重の60%が水と言われています。60kgの人の体では36kgが水という計算になります。そして水は1g=1mlですので、体の中には36Lの水があることになります。

その水分の中で、どうしても人が失ってしまう水分があります。

1つ目は尿です。尿は体の不要な物質を溶かして捨てるために体が使用している水分になりますが、体重1kgあたり1時間で0.5mlは最低必要とされています。60kgの人であれば、1時間30mlは必要です。1日では30ml×24時間で720mlが必要です。

2つ目は体から知らず知らずに蒸発している水分です。普通(体温36℃、気温28℃)であれば皮膚から600ml、呼吸の中から300mlの合計900mlが1日に出て行ってしまうと言われています。これは当然体温と気温にも大きく左右され、体温または気温が1度上昇すると15%程度増加すると言われています。

これらの水分の合計1620mlが体重60kgで体温36℃の人が気温28℃の中にいる際に最低限必要な水分ということになります。500mlのペットボトル3本とちょっとですね。私が最初にこの話を聞いたときには「朝昼晩の食事のときにペットボトルを1本ずつ飲まないといけないの?ちょっと厳しいなぁ」と思いました。これは私が体に必要な水を全て飲み水で補わないといけないと思ったために起きた勘違いです。

続いては人が摂取している水分についてです。人は飲み水からも水を摂取していますが、食べ物からも水分を補っています。先ほど、「人の体の60%が水」とお話ししましたが、それでは食べ物はどうなのでしょうか?

例えばご飯は1杯あたり90mlの水が含まれているそうです。また、レタスやトマトなどの野菜はその95%程度が水分です。人は1日あたり1L程度の水を食事から摂取しているそうです。普通に食事が摂れる方であれば、最低620mlの水を飲めばいいことになります。

炎天下の中、何か作業をされたりする方は、そこにいるだけで失われる水分は増えます。汗をかいたりするとさらに増えます。そして、そういう場合にはたいてい食欲も落ちてしまい、食事からの水分量も減ってしまうという悪循環になってしまいます。

あまりにひどくなった場合には病院で点滴をして水分を補給してあげることになりますが、具合が悪くなる前に、意識してこまめに水を飲むことが大事です。

夏の季語

イギリスに住んでいる友人からヴァカンスでギリシャに行ってきたよとメールが来ました。ヨーロッパにいると色々な国が近く、旅行しやすいことに驚きます。しかし、楽しいだけではどうやらなかったようで連日続く猛暑のため行動は17時過ぎからだったとのこと。

日本には、夏の暑さも和らぎはじめる夕暮れ時に、戸外に出て夕風にあたることを指す【夕涼み】という夏の季語があります。

夕涼みといえば、縁側に座り風鈴の音を楽しみ、団扇で仰ぎ、麦茶にスイカというイメージがあるのですが私だけでしょうか?これに浴衣だったら最高に日本の夏を満喫といったとろではないかなと個人的に思っています。ということで、今日は浴衣について話したいと思います。

浴衣の歴史は、平安時代の貴族が蒸し風呂に入る際に蒸気でやけどをしないように着たことから始まります。麻素材で汗をかいても吸収し、風通しの良いことから湯上りにも着られる着衣となり、就寝時にも良いのではないかと寝間着として用いられるようになりました。布は麻から木綿を使われることが多くなり、その後江戸時代の中期に入り今の着方に近いちょっとした外出着にも着られるようになりました。江戸時代に流行った要因としては、盆踊り、花見などのイベントが盛んになったことと天保の改革が関わっているそうです。天保の改革で町人は絹を着てはならないという掟が出されたといいます。そのため、木綿の浴衣が並々発達したと記されていました。浴衣が夏の普段着として定着したのは明治時代に入ってからです。

浴衣には、日本の夏を過ごす工夫が凝らされています。通気性などは上記にも述べましたが、例えば浴衣の定番カラーとして定着した『藍色』。藍色の浴衣は、藍色に染める為に使われている天然の藍の香りを虫が嫌うため虫除けなどの実用的な理由からも重宝されていたと考えられています。

日本の良き伝統の浴衣。ぜひ、この機会に、楽しんでみてはどうでしょうか。

夏到来

7月に入り、釧路も蒸し暑い日があったりしますがいかがお過ごしでしょうか?

本間歯科はというと、足場がなくなり、院内も明るくなりました。変わり映えは正直なところしませんが、なかなか手入れのできなかった内部を修繕しました。少しずつでありますが、過ごしやすい医院になるよう努力していきたいと思っております。

さて、夏と言えばお祭りです。今年も『釧路港まつり』が開催されます。8月4日(金曜)から6日(日曜)の3日間。会場は、耐震・旅客船ターミナルだそうです。昭和23年の釧路港50年を記念して開催された釧路の夏を彩るお祭り。ぜひ、今年遊びに行ってみてはどうでしょうか?

 

 

 

桜の開花予定

『さくらさくら』教科書にも載っている伝統的な日本の歌曲。

この曲は、幕末、江戸で子供用の琴の手ほどき曲として作られたものだそうです。私も祖母からお琴を教わりましたが、この曲が最初だったと記憶しています。

さて、今年の桜の開花予想が発表されましたが、皆さんはご覧になりましたか?

釧路は、例年通りゴールデンウィーク明けです。まだまだな気もしてしまいますが、春が待ち遠しいですね。

お家で介護をされている方へ

新型コロナウイルス感染症が流行り出し、私たちの生活は以前と変わりました。入院しているまたは施設にいる身内や知人に会うことが難しくなったこともその1つではないでしょうか。なかなか会えないこともあるため、なんとかお家でという希望で家族で介護をしている家庭もここ3年で増えてきていると聞きます。

先日、往診を行っている内科の先生と話す機会がありました。難しい場合を除いて口腔内清掃などはなるべく家族にしてもらっていると聞きました。最初に先生に聞いていても人の口の中を触ることに不安であったり、やり方が合っているのかなと不安や疑問もあるのではないかなと感じました。そのようなことを踏まえ、本間歯科では地域医療の一環として介護者の行う口腔内清掃の方法や疑問にお答えしたいと思います。

17日(金曜)から24日(金曜)の1週間、特別相談枠を作り予約を受けたいと思います。本間歯科に来院したことがない方でも構いません。

お家で介護をされている方は、口腔内の写真を持参(携帯電話での写真も可)、また撮ることが困難な場合は歯がどこに何本残っているのか、入れ歯はどのようなものを使用しているかなどメモを取り来院していただきたいと思います。その方が良い道具などのアドバイスができるからです。お薬手帳も唾液の状態を把握するヒントになりますのでご持参下さい。

 

国際女性デー

寒い冬が終わり春を告げる2月から3月に花を咲かせる「ミモザ」は「幸せの花」とされています。そして、ミモザは、3月8日の『国際女性デー』のシンボルともされています。

『国際女性デー』とは、世界中の女性の権利を守り、女性の活躍を支援するために世界中で祝われている記念日です。1977年に国連は毎年3月8日を公式に国際女性デーと制定しました。

3月8日は、1917年ロシアの二月革命で女性が選挙権を得たという出来事が由来だそうです。女性の選挙権がアメリカでは約100年前の1920年、日本はアメリカに遅れること25年、第二次世界大戦の終戦の年である1945年に初めて認められました。

女性たちの平等権獲得への運動を称えるとともに、女性に対する差別の撤廃を目的とした呼びかけが世界中で行われています。

イタリアでは、この日にミモザの花を女性に送るのが習慣のようです。日本でも、徐々に国際女性デーが認知され、お花屋さんではたくさんのミモザのお花が並んでいます。お花屋さんに立ち寄った際は、チェックしてみて下さい。

ひな祭り

3月3日は、ひな祭りです。

以前、新聞で人形職人が興味深いことを話していました。

この時期になると、ごくまれにお客さんから「お雛様から歯がはえてきた」という問い合わせがあるそうです。

生えてくることは無いにしても、そもそも雛人形には歯がはえているのか。

説明によると、お雛様には大抵の場合は歯がつくられているそうです。一見して歯がはえていないように見えるお雛様が多いのは『お歯黒』を施しているからとのこと。

お歯黒を施していることが多いようですが、職人が問い合わせがあったのを機に色々調べてみると地域差があるようでお歯黒をしているお雛様お歯黒をしていないお雛様」「口をつむったお雛様が存在しているそうです。
みなさんのお持ちのお雛様は、どうでしょうか?

さて、話は『お歯黒』から『お歯白』へ。

現在は、白い歯が美しいという時代です。お歯白といってもやはり時代の流れがあります。以前までは、真っ白になるまでホワイトニングを希望される方が多かったように感じます。

しかし、最近セミナーなどを通して感じるのは流行の色が真っ白から自然色に移行してきているということです。自然の色より少し白くが正しい言い方かもしれません。

つまり、プロがしっかり把握し、どのあたりまで白くするのが自然かを判断する必要があります。

また最近は昔とは違い、年配の方のホワイトニングが全国的にも増えてきています。

その背景には、ご自身の歯が残っている方が増えていることが挙げられます。年齢が進むにつれ、歯が黄色くなってしまう現象は誰しも起こり得ることです。

ご自身の歯を白くする場合、入れ歯や被せ物とは手段が全く違います。

種類や方法などいくつかあるので、ホワイトニングをお考えの方は一度ご相談ください。